~北九州の地酒「天心」の蔵元をモデルケースとして、地場企業へのIoT技術の導入を促進~
保育園運営およびIT/IoT導入支援事業を行う株式会社ハピクロ(北九州市八幡西区、代表取締役社長:吉田 真由美、以下 ハピクロ)は、公益財団法人 北九州産業学術推進機構(北九州市若松区、理事長:松永 守央、以下 FAIS)および、溝上酒造株式会社(北九州市八幡東区、代表取締役:溝上 智彦、以下 溝上酒造)が取り組む、酒造メーカーの生産性向上に関する共同研究に参画いたします。
【本研究の背景および目的】
労働力の確保や競争力強化につながる労働生産性の向上は国内企業とって喫緊の課題であり、IoT技術はその具体的解決手段として注目されています。しかし、IoT技術の導入後の具体的なビジネスモデルをイメージできず、国内企業における導入率は12%(※1)にとどまります。
本研究では、北九州地区において最もニーズの高いIoT活用シーン「工場内の見える化・稼働中の製品の見える化」(※2)におけるモデルケースを創出し、地場企業におけるIoT技術の導入促進を目指します。
※1:総務省「平成30年通信利用動向調査」より
※2:FAIS「ロボット・IoT・AI 等を活用した生産性向上スクール」参加者アンケート結果より
【ハピクロ参画の経緯】
ハピクロでは保育園運営事業と並行して、常勤のシステムエンジニアが保育園等へのIT/IoT導入支援事業を展開しています。保育園給食向け食品衛生管理システム構築のノウハウを活かし、今後HACCP義務化により需要拡大が見込める食品衛生管理システム市場への進出に取り組んでおり、その一環として本研究に参画することになったものです。
【本研究の内容】
テーマ:酒造メーカーにおける、麹やもろみの発酵温度管理(※3)の効率化
実験内容:センサーでの温度測定結果をスマートフォンで「見える化」するシステムを構築し、業務軽減や品質向上及び生産性の向上について実証実験を行います。得られた成果を公表し、ものづくり現場へのIoT導入促進を図ります。
※3:日本酒の品質を左右する最重要工程です。約半年間におよぶ仕込み期間中(10~3月)、杜氏が経験と勘にもとづき昼夜を問わずその温度把握に注力しています。
実施体制及び担当:
【今後のスケジュール】
2020年1月15日 ~2020年3月 | ・溝上酒造での麹、もろみの温度計測実証実験開始 ・自動化に向けた基礎データ取り ・温度管理システムでのデータ「見える化」による 業務負荷軽減、生産性向上への寄与度合いを測定 |
2020年4月(予定) | 開発した温度管理システムの販売開始 |
2020年10月~ | 溝上酒造での温度管理システムの本番稼働開始 |
(連携先)FAISについて
会社名:公益財団法人 北九州産業学術推進機構
所在地:福岡県北九州市若松区ひびきの2-1
理事長:松永 守央
設立:2001年3月
URL:https://www.ksrp.or.jp/fais/
事業内容:北九州地域における産学官連携による研究開発や学術研究の推進
(連携先)溝上酒造について
会社名:溝上酒造株式会社
所在地:福岡県北九州市八幡東区景勝町1番10号
代表者:溝上 智彦
創業:1844年(弘化元年)
URL:http://www.sake-tenshin.co.jp/index.shtml
事業内容:北九州の地酒「天心」をはじめとする、日本酒製造。
ハピクロについて
会社名:株式会社ハピクロ
所在地:北九州市八幡西区八千代町3-16
代表者:吉田 真由美
設立:2017年6月
URL:https://hapikuro.com/
事業内容:保育園運営事業、育児支援事業、IT/IoT導入支援事業
【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社ハピクロ 中田佳孝
e-mail:sales@hapikuro.com
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株式会社ハピクロ 中田佳孝
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